ハンガリーとオーストリアの旅15日間 2014/12/06 T.S.

2014/10/24関西空港を10:35発、アムステルダム経由19:05 ウイーン空港に到着しました。

旅の始まりはサ-バス会員とのメ-ルでのやり取りでした。

ハンガリ-とオ-ストリアのHLを受け取り、年齢、住所、職業を調査し、旅行に最も便利で受入れをしてくれそうな家族に連絡を取りました


その前に、旅行の同行者でパソコンの達人者、SSさんが、e-チケットを素早く手配してくれ、ラッキ-でした。お互いSkype を使って連絡を取り合いスム-ズに準備に取り掛かれました。

ウイ-ン空港では到着時刻がラッシュアワーなので、タクシ-に乗って来るようにとアドバイスを受け、「SXXXXX」の名前の書かれたプラカ-ドを持ったタクシ-ドライバ-に出迎えられました。

フリッツとイングリッドの家に到着して、中に入ると3カップル、総勢10名の御近所さんが集まって、ワイワイと次の旅行計画に花盛りでした。旅好きの人々とは、すぐ打ち解けてその中には日本にも行ったことがある人がいて話題は箱根、金沢、長野に集中しました。私はiPad で祇園祭を録画していましたので、紹介しました

次の日は、私達でウイ-ンの市内へでかけました。バス、電車の乗り方を教わり、初めての憧れのウイ-ンです。ハプスブルク家とオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世・エリ-ザベト皇妃所縁の地。シュテファン寺院やシェ-ンブルン宮殿。美術史博物館などなど一日では足りない歴史の都でした。

ハンガリ-とザルツブルグを訪問した後、もう一度ウイ-ンに戻ってくるので、再訪をその時まで保留にしておくことにしました。 

次の日はご夫妻に「ウイ-ンの森」を案内していただき、霧深い日でしたが秋の一日を散策しました。

また、次のサ-バス会員と待ち合わせの場所に連れて行ってもらい

ウインナ-コーフィ-を飲んで、さよならをしました。ご親切な夫妻で「是非、次は日本でお会いしましょう」と約束をしてお別れしました。

 

ミクロスとイルミは日本の京都でお会いしているので再会となりました.数年前、SSさんの所にステイして関西を見て回っていました。バグパイプの演奏者で日本には何度も来ていました。

ウイ-ンから車で1時間半位のドライブでハンガリ-に到着しました。途中国境線、今では不要になった検問所を通過しました。到着後は夕食の準備に取りかかり、どの様なものがメニュ-にあがるのか興味しんしんでした。ミクロス 風、餃子を手作りしてご馳走になりました

 

ミクロス は自家製グラインダ-をもっており、小麦を食する度に精選して、おかゆやヌ-ドルを作って私達に振舞ってくれました。日本には「糠床」があるがその作り方を教えてほしい。と頼まれましたので私が、日本に帰って「糠床の作り方」のレシピ-を送ります。と約束をしました。クリスマスカ-ドと一緒に送りましたが、果たして役に立ったかどうか、お国事情が違えば、日本同様の入手は困難な面もあるかと思います。

2日目、二人で温泉とお城に行きました。朝早く出発して、現地に到着、しかし寒くて、手もかじかむほどでした。やはり日本の温泉と違ってヨーロッパの温泉では水着は必需品でした。SARVAR SPA という温泉地で家族連れで賑わっていました。

近くのお城も見学、中まで入ることが出来ました。帰りのバスも何とか乗車して、方向を間違わなく帰途につきました。今もう一度と言われても、どのバスで何というバス停留所で下車か思い出せませんが、それでも帰ってきました

3日目はハンガリ-が誇る陶器の町ヘレンドへ車で連れて行ってもらえるというので、朝からワクワクしていました。

2時間位のドライブですが途中、蚤の市により、フリ-マ-ケットを散策しました。

そこでは庶民の暮らしが垣間見えるマ-ケットで、手作りの食料品や地元産の野菜が並べられ興味が尽きませんでした。

 

世界に誇るヘレンドはミニツア-で中を見学できました。当日は英語の解説でしたが、日本語の解説も記載されていて、日本人客も多いことが伺えました。

お茶を頂く特別ル-ム室に案内され、暖かな飲み物を所望すれば、それが注がれていたコ-フィ-カップとソ-サ-に魅了されるのには頷けます

 

3番目のホストはザルツブルグの一つ手前のアトナングで1分しか停車しない駅ですから気を付けて下車してください。とメ-ルを受け取りました。書かれている印象では小さな駅だと思いましたが、さにあらず、大きな東出口に行くと、待ち人来らずで、西出口にも待合室があったので、そこで待つことにしました。そのうちに「TS」の名前のプラカ-ドを持ったご婦人が現れました。お互いお会いできホットしました

ご主人は指揮者カラヤンの再来ではないかと我が目を疑いました。

運転はお手の物の様で田舎道を、街灯もないくねくね曲がった道をスピ-ドを上げて、運転をしていました。

次の朝、外の景色を見て、何て素敵な場所を私達は選んだのでしょう。と感嘆の声を挙げました。昔はドイツのミュンヘンに住んでいたが、こちらに引っ越して約10年になると田舎暮らしを楽しんでいる様です。蜂の巣箱5~6個を飼いながらの生活で、蜂の習性やハニ-の獲得などを説明してもらいました。何よりも蜂を愛するご夫妻の愛情が伝わってきました。

次の日はザルツカンマ-グ-ト「塩の宝庫」を意味する2000m 級の山々と、70以上の輝く湖の美しい大自然を散策しました。モントゼ-、フリュル湖、ヴォルフガング湖、アッタ-湖(最大の面積のある湖)など絵のような景色が広がり、秋の紅葉の一日を満喫しました。

また次の日は「サウンド・オブ・ミュ-ジックの舞台を訪ねて」のツア-に申し込みました。まさにザルツブルクの美しさを世界に知らしめた映画だと思いました。最初にザルツブルクを発見した人が、この美しさを世界の人々に伝えるために脚本が書かれ、ロケ地が選定され映画が作られたのだと確信しました。

 

次の会員のご家庭の事情がメ-ルで伝えられてきたので、事情を話、もう2日滞在を延長させてもらうことになりました。草原の中の住まいで、地産地消の生活を大事にし、ス-パ-など必要ないと言い切るご夫妻には、考えさせられる点があり、私の生活を大きく反省させられました。

 

この原稿を書きながらこの度の旅行を思い返し、サ-バス会員のそれぞれの地で

手厚いお世話を受けたことに感謝しています。健康で元気なうちに再会を果たしたいと思います。それにどこのご家庭も男性が台所に立ち、お茶の準備をしたり

お皿を配置したりと、ゲストを迎える心暖かなおもてなしを受けました。日本の男性も見習うべき点と思います