SERVASホストと暮らすように楽しむ 東京、Y、I

(2017年4月30日~5月14日、スロベニア、クロアチア)                                   

出発前、両国のほとんど全部のホストにメールを送ったが、返信は2人ずつであった。

直前に1人ずつOKの返事があった。急いで計画を変えてもう一度4人のホストに返信した。どのホストも受け入れには慣れていて、楽しく過ごしてきた。今回は子供がいるホストにはドラえもんのキャラが付いたミニバッグ、来日経験があるホストには背中に日本語が書いてあるTシャツ、2人の女性ホストにはハンカチとミニタオルとチョコポッキーを持っていった。いつもお土産に迷う。

 

 1、畑を耕す。

 

公務424日~51日が1日短縮になり、すぐホストに連絡したら日程変更快諾

 

30日、1日とイタリア国境に近い村で過ごした。4月下旬から512日は休日で首都に住むホストはsummer house で過ごすとメールが来た。じゃ、其処にお邪魔してもいいかと言ったら、OK.バスの時間をあらかじめメールで知らせてくれた。日本ならセカンドハウス(別荘)かなと想像していたが、そこは海抜300メートルくらいの山肌にある元農家を改造したものであった。2年前に購入、今年はバラと各種ハーブを植えるのだと張り切っていた。しかし、畑は長年耕作されていなかったために雑草がびっしり。そこで同じ日に泊まりに来ていたご親戚のおばさんと、長靴にスコップで奮闘.小石も多く、結構、時間がかかった。でも汗を流した後の食事はおいしかったです。

 

翌日,庭師が来て、さらに深く掘ると大きな石の塊が出現。そこはプロ、道具を駆使して掘り起こしバラを10株以上植栽。おばさんはハーブを植え、私は別の場所に野菜が植えられるように掘り起こし作業、しっかり、農家のおばちゃん体験をしました。奥さんは3人の子供の世話と家事で大忙しなのにお茶の時間には手作りのクレープまで用意してくださいました。子供たちはクレープが大好きな様子、たっぷりとはちみつやらジャムやら挟んで食べること食べること、、、、、、大ぜいで楽しく過ごした2日間でした。

 

 

 2、学校の月曜日の音楽朝会に参加

 

リュブリアーナ―のホストは私立小中学校の音楽の先生。月曜日の朝礼について来いという。そして日本の歌を歌えという。えっ!そんな、、、この私立学校は将来音楽の道に進もうという学生が多いが日本の歌にはなじみがないからという。ど素人の私が?それにアカペラ!、、、、、、仕方がない、民謡なら何とかごまかせる。息子が小学生の時に運動会でやっていた「そーらん節」を思い出した。音楽の先生の前で何回か練習して、当日は何とか、歌いながら踊り、汗と大恥をかいた。「フィッシャーマン」のフォアクロアだ、と紹介したが分かったのかわからなかったのか知らないが、みなさんから拍手をいただいた。(まさかこんなことになるとは).

 

このホストには帰る日にもお世話になった。日曜日だったので教会のパイプオルガンを弾きに行くから来いという。リハーサルの間、もう1人招待されていたお友達と一緒にカフェのベランダで朝食。その後、パイプオルガンのある上の階の特等席へ。脳天まで響くようなパイプオルガンと教会中に響く美しい歌声(ソプラノとメゾソプラノ、男性アルト)、洗脳されそうな雰囲気を味わいました。これもホストあっての貴重な経験であったと思います。

 

リュブリアーナ―にはオペラ座があってその前日の土曜日夜は「マダムバタフライ」だというので、入場券を買って行ってきました。うううう、、、、、あれが着物をイメージしたというドレスなのか?そしてあの頭の上の大きなリボンは日本髪のイメージ?背中の大きなリボンは帯のイメージピンカートンは小柄で太ってる?スロベニア人が考えるとこうなるのか、、、、、、、。楽しんできました。日本ではオペラのチケットは高いですね。スロベニアではギャラリー席25ユーロ―でした。

 

 3、コミュニテイセンターで(フォーク)ダンス

 

行きと帰りで3日間お世話になったザグレブのホストの趣味はダンス。私が泊めて貰った週の週末は市内の公園でイベントがあるために、その日の夜はその練習に行くという。

 

「あんたも行こうよ」という。内心は疲れていたので遠慮したかったが、これも何かの縁と一緒についていった。殆ど年配者ばかり20人くらいのサークルだった。全くの普段着でどうということがないフォークダンスを何回も練習。初めは一緒に踊っていたが後半はパートナー練習だというから見ていた。

 

お開きかなという時、いきなりリーダーが「タンコウブシ」と言って例の盆踊りの音楽を流し、私に踊れというのだ。えっ!そんな、、、、、、しようがない、適当にサノヨイヨ、、、、と踊る。みなさんはすでに何回か踊ったことがあるという。しかしそれがどんな内容の歌なのか全くご存じなかったので、つらい炭鉱夫の仕事のイメージとぼた山の月のことを話した。ついでに例のそうらん節もアカペラで歌いながら踊って、、、、、、これぞ旅の恥の上塗り。

 

 

 

今回の旅行はいきなり決まったもので、スロベニアと言われても、どこ?というくらい未知の国でした。ドブロニクスは有名観光地ということで 名前くらいは知ってましたが、とにかくすごい観光客で物価も高く一泊で十分でした。でも国立公園は自然がそのまま残っていてよかったです。スズラン、いろいろな野生ランいろいろ。オーストリア国境のアルプスはまだまだ雪がいっぱいでした。雪がるところまで登ってきました。岩に取り付けられたワイヤーと鉄の足場の連続、スリルあって楽しかったです。鹿に会いました。熊には出会いませんでした。                        (終わり)