ミラノ、ボローニャで、素敵なホスト達と 2019.3 関東支部 Y.I.

 

イタリアで4日間のボランテアを引き受けたので、ついでに3人のホストとサーバスを楽しんできました。

 

 

ホストを探すのは大変でした。リストをいただいてから.初めに10人くらいに出したが返事がないので再び「もう20人以上メールを送っているが いまだに誰1人からも返信をいただいていない。YES,NOだけでもいいから、返信をお願いしたい」とさらにメールを送ったところやっと1通の返信があった。「自分はその日は無理なので。コーデネーターに連絡するから、少し待ってほしい」と。ほどなくして連絡があったのは、Mrs.ANNAさんでした。

 

 

1人目 Mrs.ANNAさん 

 

彼女は会員歴も30年と長く イタリア代表として国際会議にも出席した経験があり、日本のTさんからもらったというサーバス25周年誌まで持っていた。今週は貴女、来週は韓国から、その次の週はロンドンからトラベラーが来るという。(すごいですね、)

 

 

 

到着は土曜日の早朝でした。ホストは空港近くに住んでいるからと朝6時半に電車で迎えに来てくださいました。自宅は郊外で不便なので、便利なミラノ市内に持っているアパートのほうがいいとそこに泊めてくださいました。「時差ボケがあるでしょうから遠慮しないで休んで」といってくださり ありがたかったです。

 

彼女は現在ミラノ市の仕事(公務員)だが南米とイタリアで外国語を教えていた同業者だったことから、話が弾んだ。昼食後、市内を案内してもらい、夕食は1人分10ユーローの格安ビュフェ(1ドリンク付き)で済ませ、彼女はご主人が待っているご自宅へ帰った。

 

 

 

翌日は1人で市内をうろうろ、夜9;00からは彼女の趣味の合唱サークルの練習へ一緒に行って後ろで見学、途中で1人で帰宅。疲れた、、、、、。

 

 

2人目 Mrs.Patrza さん

 

今回のハイライト、パスタ作り体験をさせていただいたのは ボローニャから電車で30分の所に住んでいるホスト宅でした。事前にメールで「ホームメードパスタを体験したい」と伝えておいたら、50Kも離れた田舎からお母様が材料から道具まですべて携えて車で駆けつけてくれていた。ボローニャーのパスタは鶏卵でこねるので養鶏場に行って生みたて卵と新鮮な鶏肉を買って、野原でサラダ用の菜っ葉も摘んできたという。感謝感激! 慣れた手つきでこねるお母様の真似をして30分ほど練り上げて、麺棒でのばし、まずは極細切りに、それからちょっと広めの平打ち面に、残りを正方形にしてひき肉で包んで、最後に細かく残ったのは更に微細にしてそれをスープ用にして、すべて使い切った。そばで見ていたご主人様は「子供の時、毎週日曜日、母がパスタを作るので、僕はこのように手回しの道具で適当な幅に切るのが役目でそれが楽しかったよ」といった。今は特別なときにしかやらないが、母の味が忘れられないと。嘗ては日曜日にしか肉料理を食べられなかったとも。教会から帰ってから家族総出でパスタを作り、ワインを飲みながら昼食を延々と楽しみ、歌い踊る。そんな日曜日を懐かしんで話してくれた。

 

 

 

夕食はパスタ尽くし、お母様も交えて地方のワインを飲みながら盛り上がった。

 

お母様の話によると、今は 昔の農家の体験や、パスタ体験などをして楽しませる民宿もしているという。新鮮な野菜を使うのでお客さんたちは喜んでくれるという。80歳近くになっても元気で明るく、スピード違反で罰金を払ったことなどを話して笑わせてくれた。お母さまにも小さな手鏡とチョコクッキーのお土産を。夕食後の団欒でクッキーを一つ、また一つと一人で全部食べた。(笑い)

 

 

 

翌日はボローニャから電車で1時間近くの世界遺産のある街へ1人で行ってきた。

 

 

3人目 Mrs.Federica さん

 

ボランテアの任務を終えて再びミラノへ。

 

一晩しかないのですが,と書いたメールに 快く日曜日ですからと受けてくださいました。その日は市内中心部で小規模ながら月1のアンテック市があるのでそこへ行きたいと予めメールしておいたのでホストと一緒に出掛けた。ホストはこの市街地に来たのはもう何十年前だったかしら、といった。私自身も銀座の○○?などといわれたら、同じことを言うであろう。そこで買ったのは、偶然見つけたエスプレッソを淹れる器具だけ。現在、一般的に使われているもの(モカという)が出回る前のものだという。ホストは主人が入れ方を知っているはずだから、教えてもらおうといったが、実はご主人様も子供の時親が使っているのを見たことはあるが、自分が使うのは初めてだという。無事、達成、拍手して喜んだ。観光を早めに切り上げてアパートのすぐ前のスーパーへ。食べたいものがあるかと聞かれて、この野菜を食べたことがないから、と言って買ってもらった。それは生で食べるものだった。アパートに帰ってホストが夕食の準備中に私はベランダのプランターの雑草抜きと水やりのお節介を。ホストは働いているのでなかなか手入れができないといった。

 

 

ホストへのおみやげ

 

受け入れOKの返事をいただいたら、旅程と宿泊するホストの名前と連絡先を一覧表にして送った。(何度も同じことを聞かれるので便利です。)そして日本からのおみやげは何がいいかと率直に聞いた。1人は11歳の息子が空手を習っていて、箸が大好きだから日本の箸。もう1人も息子がコインを収集しているから日本のコインを、ANNAさんは玄米茶を希望。おみやげに悩まなくてもいいし、ホストも喜んでくれるので皆様にもお勧めします。そのほかに背中に日本語でびっしり努力だとか精神集中とか書いてある卓球のTシャツとカレンダーも。

 

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コメント: 4
  • #1

    川村脩子nobuko東海北陸支部 (火曜日, 26 3月 2019 22:27)

    3人のホストと実に楽しそうな時間を過ごされたのが伝わってきました。9年前に夫と2人での3週間イタリアServas旅行を思い出しつつ楽しく拝読しました。そしてお土産のお知恵も頂きました。トリノのServas友人から「イタリアサーバスはなかなか反応しないよ」と言われた通り、ホスト探しには時間が掛かりました。今も変わらずですね。

  • #2

    Y.I (水曜日, 27 3月 2019 00:58)

    川村さん、コメントをありがとうございました。
    確かにホスト探しは大変でした。
    でも、先日某国のトラベラーから 「日本のホストにたくさんメールを送ったが、1人もYESの返信がなかった」と言うメールがありましたから、事情は同じようなものですね。

    LOIを書くとき、OKの返信をもらったとき、自分がしたいこと、行こうと思っているところや興味ある事をはっきり伝えておいたほうがいいと思います。お土産のこと、参考にしていただければ幸いです。

    皆様はどんなものをお土産に持っていかれますか。意見交換したいですね。

  • #3

    Y.MIZUNO (木曜日, 28 3月 2019 17:14)

    イタリアの紀行文を楽しく読ませていただきました。ありがとうございました。
    私もイタリアにサーバス旅行したことがあります。8名のホストにメールを送りましたが1名しか返事がありませんでした。そこで、電話作戦に切り替えたところ100%の返事を頂きました。15泊16日の旅行でしたがホテルには1泊もせず全部サーバスのお世話になり素晴らしい旅行をすることができました。

  • #4

    Y・I (木曜日, 28 3月 2019 19:49)

    日本からのホストへ直接、国際電話をしたんですか。今まで考えたことがありませんでしたが、それもいいですね。
     3年前にスペインに行ったとき現地に行ってから電話をしたのですが だめでしたね。時期がバカンスに入るころだったというのも原因でした。
     仕事をしているときは なかなか普通の日は 休みが取れませんからね。
    退職して時間ができたら体力が、、、、うまくいきませんね。(笑い)